厚生労働省は、2022年度の公的年金の支給額を前年度から0.4%引き下げると発表した。
年金額改定の指標となる賃金が、新型コロナウイルス禍の影響などで下がったことを反映した。引き下げは2年連続となる。
自営業者等が加入する国民年金の支給額は、40年間保険料を納めた満額で月6万4816円(前年度比259円減)、厚生年金は平均的な給与で40年間会社員だった夫と専業主婦のモデル世帯で月21万9593円(同903円減)となる。