厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報)で、1月の1人当たり現金給与総額が274,172円(前年同月よりも0.9%増)となり、2ヵ月ぶりにプラスになった。
所定外給与は4.4%増の18,461円、特別支給の給与(ボーナス等)は7.6%増の11,841円、所定内給与は0.4%増の243,870円となり、いずれも増加となった。
昨年1月は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、前年同月の現金給与総額が大きく減少していた反動が表れた形となった。
なお、物価変動の影響を差し引いた実質賃金は、前年同月比0.4%の増加となり、5ヵ月ぶりにプラスに転じた。