中央最低賃金審議会の小委員会は、1日、2022年度の最低賃金(時給)の目安について、全国加重平均で31円引上げの961円にすると決めた。
前年度比の上げ幅は過去最大で、伸び率は3.3%となった。
物価上昇などによる影響を反映したものであり、企業は賃上げに必要な利益をあげるために、生産性の向上を迫られる。
現在の全国平均は930円。今後、各都道府県の審議会が目安額を基に実額を決め、改定額は10月ごろに適用される。
政府は「できる限り早期に全国加重平均1000円以上」の目標を掲げている。