厚生労働省は、失業給付の認定受給に関して利便性を高めるため、この夏以降、子育て中の人などを対象にオンライン化を進めていく方針です。
すでに1月以降、離島の住民を対象にオンラインによる面談を試験的に行ってきたが、日程調整の手間などはあるものの利用者のニーズや利便性の向上が確認できたとして、オンライン化をさらに進める方針です。
失業給付を受け取るためには最初の認定のときだけでなく、その後も4週間に1度、ハローワークに出向いて面談し、失業状態が続いているか、求職活動を行っているかを報告する手続きが必要です。
以前より子育て中の人などから、移動の負担が大きいという声が上がっていた。
オンラインによる失業認定の具体的な対象者は、子育て中の人や継続的に治療を受けている人、難病患者などにも対象を広げ、日程調整の効率化のための予約システムも整える。
実施場所は、東京、大阪、愛知など全国9つの大規模な労働局にあるハローワークを予定している。