政府は、現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に移行する方針である。
しかし、マイナカードの相次ぐトラブルを踏まえ、未取得者に発行する「資格確認書」の運用を見直す。
上限1年とした有効期間を5年に延長し、原則として、本人の申請に基づいて交付するとしていた従来方針は修正し、マイナ保険証を持たないすべての人に保険者の職権で交付できるようにする。
現行の健康保険証の廃止時期を延期するかは判断を留保し、関連データの総点検の結果などを踏まえ、改めて検討するとみられる。