厚生労働省が、6日に発表した2023年の毎月勤労統計調査(速報)で、物価変動分を加味した労働者1人当たりの実質賃金が前年比2.5%減となった。
2年連続の減少となり、マイナス幅は1.0%減だった2022年から広がった。
基本給やボーナス等を合わせた名目賃金は、前年比1.2%増の月平均32万9,859円と3年連続で増加したが、消費者物価指数の上昇率が前年比3.8%増と高水準だったことが影響した。